美肌の基礎知識

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化粧品選びの基準(2)

合成界面活性剤はお肌の大敵

使いやすい乳液やクリームを作るには、使い勝手のよい合成界面活性剤ですが

前頁でご説明したとおり、生き物である肌の細胞や皮脂膜には、あまりありがたいものではありません。

洗顔クリームはメイク化粧品や皮脂の汚れを落とし、後で水洗いすることから、ある程度の含有は眼をつぶるとしても、普通の化粧品にも配合されているのはちょっと問題です。例えば、クリームや乳液には3~4%、ファンデーションには2%位含有されています。

しかし何種類も肌に重ねて使う場合は、一品量当たりの安全基準を超えてしまうことになりかねません。

もう1つ困ったことに、合成界面活性剤には皮膚に浸透していく性質があります。

合成界面活性剤には皮膚に浸透していく性質があります。
薬用化粧品の中には、各種の栄養を配合して肌に浸透させる効能をうたっているものがあります。そもそも表皮にはバリア層があって異物の侵入を防いでいるので栄養は簡単に吸収されません。

そこで合成界面活性剤の量をより多くし統合させてバリア層を超えて皮下に浸透させる化粧品も出ています。このような栄養は食べ物が消化されて血液によって運ばれたものではありませんから、体には異物として扱われることになり、皮膚トラブルの原因になるケースが多いのです。

また、化粧品を安定させるための防腐剤や酸化防止剤も入っていますから、合成界面活性剤とともに表皮から色々な毒性も侵入することにもなります。

皮脂膜を補強するために使ったはずの化粧品で

皮脂膜を壊し、水分を逃がさないように守っている角質層を壊し、機能性化粧品に含まれる毒性を皮膚に擦り込む、肌にとってはケアどころか、過酷ないじめのようです。こう考えると、化粧品の使いすぎでアレルギーやかぶれなど様々なトラブルが起きるのも当然という思いが湧いてきますね。


化粧品の危険な添加物に要注意

使う人自身が化粧品を選ぶ目をもつことが大切ではないかと思います。

化粧品の危険な添加物に要注意2001年4月から薬事法改正により、化粧品の全成分表示が義務付けられ、化粧品の品質・安全性については、すべて各メーカーの自己責任となりましたが、また同時に消費者も配合成分を自分でチェックし、自己責任において化粧品を選ばなくてはならなくなっています。

自分の肌がドライ傾向なのかオイリー傾向なのかをよく考え、日差しの強い中で活動する時にはサングラスや帽子を身に付けるなど、自分の体質や環境を知ることが大事だということがお分かりになったと思います。

基礎化粧品を選ぶ基準は

なるべく合成界面活性剤をはじめとする防腐剤・香料・着色料などの危険な添加物を使っていないことがあげられます。皮脂膜を保護し、表皮の細胞を守るための心がけです。このような基準で選ぶことは、敏感肌にも十分対応できるはずだと思います。


「肌のしくみ」をご参考にしてください。

肌との相性がピッタリの弱酸性化粧品

基礎化粧品の本来の目的は皮脂膜を助け、表皮の働きを正常に保つことです。

化粧品は弱酸性ですから、この方向に外れる化粧品はなるべく避けた方がよいと思います。皮脂膜は弱酸性で殺菌作用を持ち、私たちの肌を外敵から防いでくれています。せっかくのこの働きを化粧品で壊してしまっては意味がありません。

特に洗顔後につける化粧水には皮脂膜と同じような弱酸性のものを選びましょう。

肌は弱酸性に包まれているのが本来の姿ですから、洗顔後放っておくのは余りお勧めできません。肌が衰えたり、疲れたときなどは、石けんで洗顔した後のつっぱり感が普段より長引き、3、4時間も続くようです。

これは皮脂膜が作られるのに時間がかかるからです。また、一般的には、男性よりも女性は肌が弱いので、洗顔後の酸の補充には弱酸性の化粧水が役立ちます。


弱酸性の役割は皮脂膜の代わりになるばかりではありません。

石けんはアルカリ性なので、洗顔後、アルカリ性に傾いた肌を弱酸性の化粧水を使用することによって中和する役割を果たすことにもなっています。

YH化粧品がご提案するスキンケア
化粧品の使用量は使う人の肌の水分量によって異なります。YH化粧品では、お肌の水分量ごとに、その方にあったケアをご提案させていただきます。親身になって個別に詳しくご案内させていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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